「かかりつけ歯科医」をもっていますか?

あなたやご家族は「かかりつけ歯科医」をもっていますか。かかりつけ歯科医師は、口腔ケアのプロです。
定期的に歯科健診を受けるなどのプロフェッショナルケアと、日頃のセルフケアを両輪に、人生100年時代の歯の健康をめざしましょう。

年に2~3回 プロフェッショナルケアを定期的に受ける

ますは歯科医師などによるアドバイスや歯科健診のプロのケア(プロフェッショナルケア)を受け、定期的なチェックや歯のクリーニング、そして正しいブラッシングを教わりましょう。定期健診は年に2~3回、数ヵ月に1 度程度の間隔で受けておくと、歯の状態の悪化を未然に防ぐことができるので安心です。

 

<プロフェッショナルケア>

歯科健診:定期的に歯科健診受診を。

歯みがき指導:自分の口腔状態に合わせて、道具の選び方やみがき方のアドバイスを受けます。

歯石の除去・クリーニング:歯石は通常の歯みがきではとれないため、専門的なクリーニングが必要です。

禁煙支援:喫煙は歯周病、口臭、色素沈着などの原因に。正しい知識と的確なアドバイスによる禁煙支援が受けられます。

毎日 セルフケアで毎日のメンテナンスを

毎日のケア(セルフケア) は自分自身でポイントを押さえて正しく行いましょう。丁寧に歯を磨くことはもちろんですが、実はひとりよがりの間違った方法になっていないか、定期的に受ける歯科健診で的確なアドバイスをもらうようにするとよいでしょう。

 

<セルフケア>

歯ブラシの選び方・持ち方:小さめのブラシを選び、持ち方は鉛筆をもつように、入れる力は消しゴムで消すイメージで力を入れすぎない。

ブラッシング:毛先は歯と歯ぐきの境目に当て、ごしごしと大きく動かさず、細かく振動させるようにしましょう。前歯、奥歯、歯の外側、内側とブラシの向きを変えて。

デンタルフロス:左右の中指にフロスを巻き付け、人差し指と親指で持ちます。 ゆっくりと歯と歯の間に入れ、数回やさしくこするように。

歯間ブラシ:歯間の大きさに合わせてサイズを選択。歯肉を傷つけないように歯肉に沿って入れ、前後にやさしく動かす。

 

自分や家族に合った「かかりつけ歯科医」を見つけよう

 

「かかりつけ歯科医」とは、「患者さんのライフサイクルに沿って、継続的に口と歯に関する保険・医療・介護・福祉を提供し、地域に密着したいくつかの必要な役割を果たすことができる歯科医」です。

毎回違う歯科医に診てもらうのえではなく、同じ歯科医を定期的に受診すれば、口内の小さな変化に気付いてもらえるので、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。

「気軽に相談できる」「自宅や職場の近くで通いやすい」「治療法についてきちんと説明してくれる」「予防のための指導やアドバイスをしてくれる」などをポイントに、自分や家族に合ったかかりつけ歯科医を見つけましょう。